遺言書

 遺言者○○○○は、次のとおり遺言する。
一、 遺言者は遺言者が所有する財産のうち、以下の財産を内縁の妻である○○ ○○(○○県○○市○○124番地20に在住)に遺贈する。
(ア) 宅地 所在 ○○県○○市五丁目
        地番 2番
        地目 宅地
        地積 百四拾五・○七平方メートル
(イ) 店舗兼居宅 所在 ○○県○○市五丁目2番地 
            家屋番号 ○番
            種類    店舗兼居宅
            構造    木造瓦葺ニ階建
            床面積  1階 七拾ニ・四七平方メートル 
                   2階 六拾壱・○八平方メートル
(ウ) 居酒屋「オリオン」の商品、備品のすべて
(エ) 居酒屋「オリオン」の経営に関する帳簿、顧客及び取引先の住所録
(オ) A銀行普通預金 口座番号○○○○○○○○の預金全部
(カ) その他、居酒屋「オリオン」の経営に関係するすべての財産と権利

  平成○年○月○日
  ○○県○○市○○○○△番△号

  遺言者○○○○ 印
ワンポイント解説
 内縁の妻に財産を残す遺言の書き方は、本妻や子が存在するかどうかによって大きく異なります。この遺言の例は本妻が子が存在しないことを前提にしていますが、それらが存在する場合には当然、遺留分(最低限の相続分)に配慮する必要がありますので、遺言書の書き方が複雑になります。
内縁の妻に店の経営を継がせたい
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