遺言書

 遺言者○○○○は、次のとおり遺言する。
一、 遺言者は次男の○○ ○○を相続人から廃除する。次男○○ ○○は平成五年に傷害事件を起
 こし懲役刑の宣告を受けた。また、平成十六年には詐欺事件を起こして懲役刑の宣告を受けた。これ
 らの著しい非行のあった次男○○ ○○は、遺言者の相続人としてふさわしくないものと判断した。

一、 遺言者は遺言執行者に次の者を指定する。
 行政書士 ○○ ○○
 住所 ○○市○○○○325番地4号 


  平成○年○月○日
  ○○県○○市○○○○△番△号

  遺言者○○○○ 印
ワンポイント解説
 相続人の廃除(相続人から除いて一切相続させないこと)をするには、次の@からBのどれかにあてはまる必要があります。
@ 被相続人(遺言をする人)を虐待した
A 被相続人(遺言をする人)に重大な侮辱をした
B 相続人(廃除される人)に著しい非行があった(配偶者や子を捨てて長年不倫関係を続けたり、懲役刑を受けたような場合はこれに該当する可能性があります。)
 廃除の手続きを遺言で行う場合、遺言執行者が申立てをすることになりますので、法律の専門家に相談して遺言執行者になってもらうのがいいでしょう。遺言執行者についても、遺言書で指定をします。
相続人の廃除をする
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